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2012年06月07日

【第22号】機材の話~その10(ケーブル)Surf Clean

【第22号】機材の話~その10(ケーブル)Surf Clean






う~ん、悩ましいケーブル。
前号でもお知らせしたがSURF CLEAN G-02。
Vintage Guitar ShopのWALKIN'(http://www.walkin.co.jp/)で販売しているケーブル。
説明によれば以下の通り。
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★ヒオキlM3570によるインピーダンス測定(図は貼り付けられないので割愛)
図はNiメッキプラグ(Swichcraft)のはんだ接合部のインピーダンス測定結果を示す。右図のグラフはインピーダンスの値をプラズマ処理前の値で規格化したものである。
プラズマ処理後におけるインピーダンス値がプラズマ処理前に比べ2分の1程度に低下する効果を確認。
プラズマ処理(MY-02プロセス)減圧下におけるマイクロ波プラズマ。
02ラジカルを発生させ界面の有機物を200Å 単位で除去し音響領域におけるインピーダンスを極限まで減らす。
楽器本来の発する信号を忠実に再現する。
現在Ni(ニッケル)、Cu(鋼)はんだ間において効果が発見されている。
★用途
ギター、ベース、キーポード等のアンバランス接続。
色付けがなく信号を忠実に伝達するSURF CLEAN G-02はレコーディング・ライブ等で楽器本来の音を忠実に再現いたします。
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BELDEN 87761(2mm)の細いケーブルだ。当然、ボリューム感は期待していなかった。
当然、George L's 155 Red よりもDRYである。(EX-PROよりはDRYじゃない。)
ところが!
おぉぉぉぉ、6本の弦のバランスが非常によい!異常にコードが綺麗なのだ!
それと、少しコンプが効いているような印象もあり、そのお蔭で6本の弦のバランスが良いのかも知れない。
プラズマ処理の理屈は理解できないが、BELDENとプラズマ処理が出会って、こういう音になるんだな~とある種、感慨深いものがある。

Audio用ではこの細いBELDENは結構、利用させてもらっているが、なかなか良い。
やはり、Vintage Guitar Shop、それも箱もの専門のショップがこだわって製作したっていう観点からすれば、この音は大正解なのでしょう。

ということで本日の講評は・・・

①音の太さで言うと・・・
George L's 255 Black > Geroge L's 255 Red > George L's 155 Black = George L's 155 Red > Surf Clean > Ex-Pro

②シングルトーンの良さでいうと・・・(高音がキラキラしている感じとでも言うのかな・・・)
George L's 155 Black > George L's 255 Black = Geroge L's 255 Red = George L's 155 Red > Surf Clean > Ex-Pro

③コード音の弦のバランス
Surf Clean!

因みに、ハイ・ポジションで開放弦を混ぜたコードを弾いたりしてみたが、う~ん、素晴らしい。
ということで、開放弦のコードを使用するギター小僧にはお勧めだろう。
当然、箱ものギターにも最適だと思う。

ただ、ケーブルが細くて少々固いので、ライブには向いてないかもね。座って演奏する人には問題ないだろうけど。

さて、次回は小柳出(おやいで)電気が最近販売し始めているギターケーブルを紹介したい。
オヤイデ電気はオーディオ系の専門企業のようだが、最近はiPod系のツールやケーブルですごく良い商品を供給している会社。
ちょっと期待したい。

では、また次回。


石原守次郎

(追記)書き忘れ。Surf CleanのプラグはSwitch Craftのノーマルプラグを使用。




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Posted by ishiharamorijiro at 18:42│Comments(0)楽器・機材
 
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